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  • 2022.11.25
  • 税務調査

令和3事務年度所得税及び消費税調査等の状況

令和4(2022)年1124日、国税庁が「令和3事務年度所得税及び消費税調査等の状況について」を公表しました。
注目すべき内容は下記のとおりです。

 

<譲渡所得>

・譲渡所得の調査件数 : 16,714件(土地建物13,503件、株式3,211件)

・譲渡所得の申告漏れ所得金額 : 1,384億円(828万円/件)

・非違割合 : 78.2

 

→譲渡所得については、基本的に税務当局が譲渡データを捕捉していますので、必ず申告するようにしましょう。

 

<富裕層>

・富裕層調査件数 : 2,277

・富裕層申告漏れ所得金額 : 839億円(3,767万円/件)

 

<インターネット取引>

・アフェリエイト、デジタルコンテンツ、ネット通販の調査件数 839

・アフェリエイト、デジタルコンテンツ、ネット通販の申告漏れ所得 116億円(1,382万円/件)

・仮想通貨取引の調査件数 444

・仮想通貨取引の申告漏れ金額 162億円(3,659万円/件)

 

調査件数、追徴税額も増加傾向にありますが、経済実態から考えるとまだ調査件数が少ない印象です。
一件当たり所得漏れ金額も1,000万円超、3000万円超と大きくなってきています。
この分野に関しては、AIによる自動税務調査、自動追徴課税などによる今後の調査能力の大幅増が期待されます。

 

<申告漏れ高額業種順位>

1位 経営コンサルタント 2,266万円 (前年 プログラマー)

2位 システムエンジニア 2,150万円 (前年 畜産業)

3位 ブリーダー 2,136万円     (前年 キャバクラ)

 

コロナの影響があり、風俗業やキャバクラが低順位となりました。

実務上からも実感するところですが、近年はプログラマー、システムエンジニアの需要の高まりに伴い、外注(副業)案件が多くなってきており、彼らの申告漏れが多くなっています。

 

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