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クレジットカード納税と経費節約効果

国税の納付がクレジットカード決済できるようになりましたが、納税者の間では未だ浸透してはいません。
その最大の要因は、10,000円ごとに82円かかる決済手数料の負担かと思います。 (地方税だと10,000円ごとに73円の場合が多いです(自治体ごとに要確認))
納税者の感覚では、なぜ税金を払うのに手数料を負担するのか、ということになりますが、 実は経費節約効果があります。

 

その理由は、クレジットカード各社のポイントにあります。クレジットカード納税の手数料は0.82%ですので、それ以上のポイント還元率の場合、お得になります。
たとえば、ドコモカードだと10%の還元率ですので、通信費の経費削減効果が見込めます。
Amazonを多く利用する法人企業ですと、1%の還元率ですので、消耗品費等の経費削減効果が見込めます。
その他、石油系カードや航空機系のカードですと、旅費交通費の経費節約効果が見込めます。

 

こうなってくると、クレジット納税しない法人企業は、株主利益に反しているような気もします。
国税庁のクレジット納付のQAサイトもご参考にしてください。
法人カードの場合、ポイント還元の対象外となる場合もありますので、その場合は個人カードで立替払い可能のようです。
なお、ポイント還元の詳細については、各自カード会社にお問い合わせください。

 

税務についてのご相談がある方は、お気軽に御茶ノ水の大向税務会計事務所へご連絡ください。

 

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